◆日本ではじめての子どもの村がなぜ福岡に?きっかけは?
2005年度から始まった福岡市委託事業「市民参加型里親普及事業」(実行委員会名ファミリーシップふくおか くわしくは→)の中で、社会的養護の子どもたちにとっての家庭的環境の必要性についての認識が深まっていました。そのときに国際NGO「SOSキンダードルフ(子どもの村)」のすぐれたプログラムがあることを知ったのがきっかけとなって、「子どもの村福岡を設立する会」の設立となったのです。
◆従来は行政がやってきたこと。なぜNPOが?
行政は法制度の枠組みの中で施策を行う機関であることから、時代の変化によって生まれてくる新しいニーズの対応が遅れがちです。
これに対して、市民、NPOは、いま必要とされることに対して、従来の枠組みにとらわれず、自由な発想で新しいものを創り出すことができます。今日、「新しい公共の創出」として注目され、その担い手としてのNPO法人の役割とされている分野です。
◆なぜ、「村」にする必要があるの?
さまざまな課題をもつ子どもたちを育てるのですから、日常的に助け合い、専門的なサポートも受けながら生活するコミュニティが必要なのです。
ここで蓄積されたソフトが、地域における里親家庭や子育て困難家庭の支援などにも生かされるようなモデルとしても必要であると考えています。また、子どもの村は「施設」ではありませんから、地域に開かれ、地域の一員として、地域の方々とともに子育てしていく関係をつくることを大切にしています。
モデル事業として注目されているというけど、どういう意味?
次のようなことだと思います。
□国の改革にとってのモデル
社会的養護を必要とする子どもたちは、今後「家庭的環境と地域の支えによって養育されるべき」という方向の「先導的な役割」
□一般の子育て家庭にとってのモデル
子どもの権利尊重を核として、子どもとの愛着の絆を大切にする家庭をつくります。いま見失われがちな子育て家庭のあり方を再構築することによって、一般家庭のモデルと
もなるものをめざします。
□地域で助け合う子育てモデル
地域に開かれ、助け合って育てる関係づくりをめざします。また、子どもの村のセンター機能として、地域の里親や子育て困難な家庭を支援する体制づくりも進めていきます。
□「新しい公共」を生み出すプロジェクトのモデル
子どもの村福岡を生み出し、支えるために作りだされた市民ネットワーク、専門家との連携、行政や企業との協動など分野を超えた体制は、時代の要請に応える「新しい公共」を生み出すプロジェクトとして注目されています。
□SOSキンダードルフの全国展開のモデル
子どもの村福岡は、国際本部との協定によって、キンダードルフジャパンの全国展開に寄与することを役割としています。このため、子どもの村福岡を成功させることによって、日本におけるキンダードルフのプログラムモデルとなることを、目標にしています。
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